姿勢の悩みでよく受ける相談に「猫背や巻き肩」があります。
老若男女を問わず気にされる方の多い姿勢の問題です。
患者さん自身も意識して肩甲骨を寄せたり、襷のような器具を使ったりして努力されてたりします。
「気をつけているときはいいんですけどね、肩甲骨を寄せ続ける筋力が足りないんでしょうかね?」
「親もそうだったから遺伝的なものなんでしょうか?」
と聞かれることもあります。
でもこの問題の原因は、実は上半身の問題ではなくて「胴回りの問題」なんです。
お腹の胃の辺り(おヘソとみぞおちの間)が上下に押し潰れた姿勢だと、自然と猫背・巻き肩になってしまうんです。
原因がわかれば解決方法はかんたん。
胃の辺りを上下に伸ばして下さい。
そうすると胸が開いた姿勢に自然となります。
猫背も巻き肩もこれで解消です。
筋力が足りないのか?という問題は、「胃の付近を上下に常に伸ばしておく」ことで解決します。
ここを縮まないように維持するのって、地味に努力が必要です。
もちろんトレーニングしている感はまったくないです。
でも意識し続ければ必要な筋力がついてきて、維持する苦痛は減っていきます。
なお胃の裏側付近の背骨がズレているとお腹を伸ばしにくくなります。
曲がっている柱を筋肉で強引に引っ張ってまっすぐにしているようなものだからです。
うっかりするとまっすぐするための力が抜けてしまい悪い姿勢に戻りがちです。
治療にいらしていただいた場合はこの部分の背骨矯正と、正しい姿勢指導で猫背・巻き肩改善のお手伝いができます。
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猫背や巻き肩を気にされている方。
猫背や巻き肩が気になったときは上半身ではなくお腹に意識を向けて下さい。
そしてもし本気で直したくなったら、寝ている時以外は”常に”胃の辺りを伸ばしておいてください。
ある時気がついたらそれが癖になり、姿勢の良いあなたになってます。
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