だいぶ涼しくなってきましたね。
過ごしやすくなったとお感じの方も多いと思いますが、一方で体調の悪さを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
いわゆる季節の変わり目の体調不良ですね。
ご存知の方も多いかと思いますが、この体調不良の一番の原因は自律神経失調です。
では自律神経失調とはいったいどんなものでしょうか?
一般的には自律神経のバランスが崩れている、といった説明がされます。
自律神経には身体にエネルギーを貯め込ませる副交感神経とエネルギーを効率的に使わせる交感神経があります。
この2つのバランスが乱れているというのですが、これって正直分かったような分からないような気がしませんか?
なんといっても自律神経は常にバランスが変化しているのが当たり前のものですから。
私は自律神経失調状態とは自律神経バランスの変動に不馴れな身体状態と考えています。
副交感神経と交感神経は会社の経理(副交感神経)と営業(交感神経)みたいなもので押し引きしているのですが、状況に合わせ自在に力関係が変化できていれば健康な状態です。
ただ自律神経失調状態ではこれが上手くいっていない、変化を受け止めきれない、のです。
ではどうすれば自律神経変動に慣れた身体にできるのでしょうか?
実は意外とやることは簡単で、エネルギーを一気に使うことをすればいいんです(交感神経を活発にする)。
具体的には汗をかいたり心拍数が上がったり呼吸が苦しくなったり筋肉に負荷がかかるようなことをしてもらうといいです。
これを時間を決めて定期的に実行していただくと良いです。
でも「副交感神経の働きを高める方が健康に重要じゃないの?」と疑問に思われるかもしれません。
安心してください。
人間は基本的に副交感神経優位な状態が好きなんです(エネルギーを貯める方が好き、なるべく使いたくない)。
こんな身体がエネルギーを一気に使うとどうなるか?
エネルギー消費が終わった途端に、失ったエネルギーを取り戻そうと一気に強い副交感神経優位状態になります。
一直線にリラックスしようとするよりも、一旦身体への負荷を高める方が副交感神経の働きを高めるのに実はずっと効果的かつ効率的です。
具体的な方法で私が個人のオススメは「運動」です。
軽く走るなどちょっと激しい運動が効率的ですね。
でも汗をかいたり心拍数が上がったり呼吸が苦しくなる、また筋肉に負荷がかかることなら何でも効果があります。
家事育児はもちろん、通勤通学とか人前で何かするとか、カラオケで大声で歌うとかジェットコースターとかに乗るとか、そんなことも効果があります。
※なお、心理的ストレスだけでは身体への負荷という点でちょっと足りないです。
なんでもいいので無理無い程度にちょっと気合いを入れて、身体に負荷のかかることをやってみてください。
こういったことを気合いを入れてするのは、正直やり始めは気が重かったり面倒くさく感じたりするかもしれません。
そこをちょっとがんばって乗り越えて、決めた時間やる習慣をつけてみてください。
ふと気がつけば季節の変わり目の体調不良に強い身体になれること請け合いです。
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